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腰痛と更年期障害

女性の更年期は、それまでの腰に掛かる負担が腰痛として発現してくる時期で、腰に痛みを感じるようになった、腰痛がひどくなった、など更年期に腰痛に悩む女性が増えてきます。腰痛は更年期障害(更年期不定愁訴症候群)の特徴的な症状ではありませんが、更年期障害の運動器官系の症状として腰痛があります。更年期の腰痛の原因には、腹筋・背筋の筋力低下、代謝の低下、脊椎の退行変化(老化現象)、ホルモンバランスの崩れ、骨盤の歪みなどがあります。
更年期になる頃には既に腰痛持ちになっているかも知れません。代謝・筋力の低下や脊柱の変性により腰痛になりやすくなっています。また、女性ホルモンのバランスの崩れが自律神経に影響して血行を悪くすることがあります。この様な時に、これといった原因がなくとも腰痛が起きやすいといわれています。骨盤の歪みもホルモンバランスを崩して腰痛を引き起こすとも言われています。
更年期の腰痛の原因として、骨が弱くなっていることも考えられます。閉経前後から骨形成に重要なエストロゲン(女性ホルモン)が激減するため、骨粗鬆症(骨粗しょう症)が危惧されるようになります。カルシウム不足による骨粗鬆症が進行すると、脊椎が変形し脊椎骨がつぶれる圧迫骨折による痛みを感じることがあります。閉経前後からエストロゲン(女性ホルモン)の減少による骨量低下だけでなく、胃・肝臓・腎臓の悪い場合はカルシウムの体内への吸収が悪くなり骨量が低下して骨粗鬆症のリスクが増加します。更年期に骨粗鬆症の予防を始めましょう。

悪い姿勢や疲労による腰痛の場合は、正しい姿勢を心がけて、入浴やマッサージなどで筋肉をほぐしたり、腹筋・背筋を鍛える運動を徐々に行うようにしましょう。貼り薬やマッサージなどは腰痛の症状を緩和する対処療法で腰痛の根本的な治療の効果はありません。日常生活の中で身体を動かして身体活動を活発にして、運動を取り入れて、食生活を見直して、骨や筋肉の老化を防ぎましょう。

急性の腰痛や安静にしても症状が改善しない腰痛の場合は、整形外科医を受診してください。女性の場合は女性特有の病気や更年期障害であることも考慮して婦人科・更年期外来の受診も考えてみてください。

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