My Yahoo!に追加 Add to Google Subscribe with livedoor Reader
腰痛情報館 > 腰痛と女性

女性の腰痛

女性は男性に比して、もともと筋肉量が少なく、女性の腰は疲れやすく、慢性的な腰痛を起こしやすく、ぎっくり腰にもなりやすいといえます。加えて女性特有の妊娠・出産・生理があり、これが腰痛の原因にもなっています。女性の腰痛の原因は生活習慣(重いものを持つ・姿勢が悪い・座っている時間が長い・運動不足など)・脊椎の加齢的変化・脊椎の構造的異常・男女共通の内臓の病気のほかに、女性ホルモンや女性特有の病気が腰痛の原因になっています。

常日頃の生活習慣を見直して改善し、腰椎の原因になる腰椎(脊椎)や内蔵の病気は早期治療をし、腰痛の原因を取り除く努力と予防対策が大切です。
○正しい姿勢を心がけましょう。
○日常生活に運動を取り入れましょう。
○栄養バランスの良い規則正しい食事をしましょう。
○精神的ストレスを取り除きましょう。
○良い睡眠をとりましょう。
○腰痛の原因になっている病気の治療をしましょう。

腰痛と妊娠・出産

妊娠中の腰痛の原因には体重や姿勢の変化と女性ホルモンがあります。個人差はありますが、関節靭帯を緩める作用のあるリラキシン(女性ホルモン)は、妊娠3ヶ月から産後数日の間多く分泌されます。リラキシンは特に骨盤の恥骨結合と呼ばれる部分を緩めて出産をスムーズにする作用があるのですが、関節靭帯を緩める作用は腰痛の原因にもなります。更に、妊娠による体重増加に加えて、赤ちゃんが成長するにつれてお腹が大きくなるため重心が前に移動します。この重心の前方移動によって腰椎や骨盤が前傾して、腰椎(椎間板・筋肉・靭帯など)や骨盤にかかる負担が増します。また、運動不足になりがちになるため筋力も低下してしまいます。これらから、腰痛知らずだった人でも妊娠中期から後期に腰痛に悩む人が増えます。

医学的には腹帯は必要ないと考えられており、病院で腹帯は必要ないといわれることがあります。腹帯は、暑ければ止めてもよいですし、巻いたほうがお腹が気持ちよければ巻けばよい、といったレベルのようです。冷えるのが心配だったり、何か着けないと不安な場合は、腹部の皮膚に跡が付かないような下着や腹帯を着けるのがよいです。
腰が痛い場合は、晒し(さらし)を利用する方法がありますが、晒しをうまく巻けない場合は、市販の腰部保護プロテクターやベルトを使用するのもよいです。使用にあたっては医師や助産婦さんに相談してください。

腰痛と産後

出産後にも骨盤の関節靭帯の緩みから起こる腰痛の原因が残っていると、子育てによって腰痛の症状が悪化することがあります。出産の後に体重が元に戻るのに約5週間、産褥期(母体が妊娠の前の状態に回復するまでの期間)は約6~8週間といわれています。出産後に赤ちゃんを抱いたり、おんぶしたりする時は姿勢がアンバランスになって、腰椎に負荷がかかり腰痛の原因になります。また、肩こり・頭痛の原因になったりもします。
体力や筋力が低下している出産後に適切な運動や治療を行わないと慢性腰痛になってしまうことがありますので、産後の腰痛治療対策は大切です。
出産後の腰痛予防対策
○無理な姿勢で赤ちゃんを抱いたり、おんぶしないようにしましょう。
○適度な運動をしましょう。(特に骨盤の底にある筋肉の強化)
○骨盤が歪んだまま固定されないように早期に適切な治療をうけましょう。
○脊椎など関節に問題がある場合は専門医の指導のもとに適切な治療をうけましょう。

腰痛だけでなく、出産後は身体的変化に加えて社会的・精神的変化があります。心身ともに総合的なケアが必要です。

腰痛と生理

生理(月経)前または生理(月経)中に腰痛が起きることがあります。黄体ホルモンが子宮を収縮させる働きのあるプロンスタグランジンの分泌を促します。この分泌が多いと下腹部の痛みや腰の痛みを感じることがあります。生理(月経)による腰痛の原因が婦人科の病気の月経緊張症や月経困難症などであることがあります。腰痛の原因が子宮の病気の場合は婦人科で治療をしてください。子宮の病気を放っておくと不妊症の原因にもなりますので、ためらわずに婦人科の受診を受けることをおすすめします。

腰痛と更年期障害

女性の更年期は、それまでの腰に掛かる負担が腰痛として発現してくる時期で、腰に痛みを感じるようになった、腰痛がひどくなった、など更年期に腰痛に悩む女性が増えてきます。腰痛は更年期障害(更年期不定愁訴症候群)の特徴的な症状ではありませんが、更年期障害の運動器官系の症状として腰痛があります。更年期の腰痛の原因には、腹筋・背筋の筋力低下、代謝の低下、脊椎の退行変化(老化現象)、ホルモンバランスの崩れ、骨盤の歪みなどがあります。
更年期になる頃には既に腰痛持ちになっているかも知れません。代謝・筋力の低下や脊柱の変性により腰痛になりやすくなっています。また、女性ホルモンのバランスの崩れが自律神経に影響して血行を悪くすることがあります。この様な時に、これといった原因がなくとも腰痛が起きやすいといわれています。骨盤の歪みもホルモンバランスを崩して腰痛を引き起こすとも言われています。
更年期の腰痛の原因として、骨が弱くなっていることも考えられます。閉経前後から骨形成に重要なエストロゲン(女性ホルモン)が激減するため、骨粗鬆症(骨粗しょう症)が危惧されるようになります。カルシウム不足による骨粗鬆症が進行すると、脊椎が変形し脊椎骨がつぶれる圧迫骨折による痛みを感じることがあります。閉経前後からエストロゲン(女性ホルモン)の減少による骨量低下だけでなく、胃・肝臓・腎臓の悪い場合はカルシウムの体内への吸収が悪くなり骨量が低下して骨粗鬆症のリスクが増加します。更年期に骨粗鬆症の予防を始めましょう。

悪い姿勢や疲労による腰痛の場合は、正しい姿勢を心がけて、入浴やマッサージなどで筋肉をほぐしたり、腹筋・背筋を鍛える運動を徐々に行うようにしましょう。貼り薬やマッサージなどは腰痛の症状を緩和する対処療法で腰痛の根本的な治療の効果はありません。日常生活の中で身体を動かして身体活動を活発にして、運動を取り入れて、食生活を見直して、骨や筋肉の老化を防ぎましょう。

急性の腰痛や安静にしても症状が改善しない腰痛の場合は、整形外科医を受診してください。女性の場合は女性特有の病気や更年期障害であることも考慮して婦人科・更年期外来の受診も考えてみてください。

女性の腰痛と骨粗鬆症

更年期には骨粗鬆症(骨粗しょう症)に注意が必要です。骨形成に関わる骨芽細胞の活動を高めるエストロゲン(女性ホルモンの一種)が急激に減少すると、骨粗鬆症に進行しやすくなります。エストロゲン(女性ホルモン)の減少などで骨芽細胞と破骨細胞の働きのバランスが崩れると骨がもろくなり骨粗鬆症を引き起こします。女性は男性に比してもともと骨量が少ないので、骨の形成・吸収のバランスが崩れると、男性よりも症状が重症化・骨折しやすくなります。骨粗鬆症は、腰痛などの骨性の痛み、骨の変形(背中が曲がる)、圧迫骨折を含む骨折の原因になります。

骨粗鬆症の予防対策は、カルシウムを十分摂り、適度な運動をして骨に刺激を与え、日光に当たることです。また、カルシウムは、マグネシウムが骨から放出されるときにマグネシウムの約5倍のカルシウムが一緒に放出されます。骨粗鬆症の予防には、カルシウムだけでなくマグネシウムを十分に摂取することが大切です。そして、更年期以降には女性ホルモン様の食品を積極的に摂ることもおすすめします。
○カルシウム吸収を助けるもの
ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、イオウ、ケイ素、コンドロイチン硫酸
○カルシウム吸収を阻害するもの
リンや塩分、カフェイン、過度のアルコール、煙草のニコチン

「腰痛と女性」のコメントについて

「腰痛と女性」に関するコメントを記事別に募集しています。より有益なサイトになるように「腰痛と女性」情報をお願いします。

「腰痛と女性」のトラックバックについて

各記事のトラックバックは「腰痛と女性」に関するもののみ受け付けます。トラックバックしていただく記事を「腰痛と女性」のアンカーテキストでリンクしていただけるとありがたいです。(相互リンク)

「腰痛と女性」に関連サイトとの相互リンクについて
このサイトは相互リンク募集中です。「腰痛情報館」に関連するサイトでしたらOKです。