My Yahoo!に追加 Add to Google Subscribe with livedoor Reader
腰痛情報館 > ぎっくり腰(急性腰痛症)

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰とは、重い物を持ち上げようとした、クシャミをしたなど何気ない動作で身動きができなくなるほどの激痛が腰をおそう急性腰痛症と呼ばれるものです。ぎっくり腰の原因の詳細は不明です。
ぎっくり腰になったり、身近でぎっくり腰になってしまった人への対処は、落ち着いた適切な行動が望まれます。ぎっくり腰になってしまったら先ずは安静ですが、下肢に痺れなどの症状がある場合は緊急の対応が必要です。
ぎっくり腰は、体が冷えている、長時間の同じ姿勢、不自然な姿勢での動作、急に体勢を変える、重たい物をもつ、くしゃみをした時などになりやすいです。
ぎっくり腰は繰り返すことが少なくないため、適切な治療を受けることと、ぎっくり腰にならないための日頃の予防が大切です。ぎっくり腰の予防対策は、腰に負担をかけない体操やストレッチで腰に関わる腹筋・背筋を強く柔軟にして、肥満解消し、日常生活で腰に負担のかからない動作・姿勢を心がけることです。

ぎっくり腰の症状

ぎっくり腰とは、ふとした動作で起きる腰痛の総称で、西洋医学では急性腰痛症、接骨院では腰椎捻挫といわれることが多いようです。ぎっくり腰(急性腰痛症)の症状は、ドイツ語で「魔女の一撃」と呼ばれるほどの激痛が特徴です。ぎっくり腰(急性腰痛症)のきっかけは、床に落ちたものを拾おうとして前屈みになった、顔を洗おうとして前屈みになった、重い物を持ち上げようとした、振り向こうとして体をひねった、クシャミをしたなど何気ない動作で、腰がグキッとして激痛で身動きができません。

ぎっくり腰(急性腰痛症)の症状の特徴である激痛のほかに、背中の筋肉が硬直してガチガチの状態や、ぎっくり腰(急性腰痛症)直後に脊椎(背骨)が真直ぐの状態がみられます。ぎっくり腰(急性腰痛症)直後に通常はS字の脊椎(背骨)が真直ぐになっているのは、腰周囲の筋肉群に異常な緊張の連鎖が起きていると考えられています。
○筋肉が異常に緊張して筋肉がつったような痛みが起きると同時に、緊張して変形した筋肉が脊椎(背骨)周辺の神経を刺激する
○筋肉が異常に緊張すると筋肉の血行が悪くなって痛み物質が蓄積されて痛みが起きる
○異常に緊張した筋肉の損傷を防ごうとして周りの筋肉も緊張して新たな痛みを引き起こす

ぎっくり腰は繰り返すと腰椎椎間板ヘルニアに進行することがあるといわれています。また、最近の研究で腰の痛みが背骨(脊椎)の神経だけでなく内臓の痛みを伝える交感神経も通ることが分かりました。ぎっくり腰が起きると脳が内臓の異常と勘違いして内臓の痛みを感じるのではと考えられています。

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰(急性腰痛症)の原因の殆どは原因不明とされていますが、長い間に積み重なった腰への負担で、椎間関節性腰痛症や筋・筋膜性腰痛(腰部筋筋膜症とか筋筋膜炎ともよばれます)などがぎっくり腰(急性腰痛症)の根底にあるとも考えられています。
腰部椎間板ヘルニアの急性期や重度のすべり症でもぎっくり腰と同様の症状を起こすことがあります。また、お年寄りでは、骨粗鬆症による圧迫骨折でぎっくり腰と同様の症状を起こしたりします。

ぎっくり腰になりやすい人

ぎっくり腰は、体が冷えている、長時間同じ姿勢でいる、不自然な姿勢での動作、急に体勢を変える、重たい物をもつ、くしゃみをした時などになりやすいです。次のような人はぎっくり腰になりやすいといわれています。
○肥満である、また急に太った。
○姿勢が悪い(横座り、あぐらの座り方が多い、猫背、足を組む、など)
○車に乗ることが多い
○柔らかい敷布団やベッドで寝ている
○椅子に座るとき背もたれにもたれて浅く座ることが多い
○重い物を中腰で持ち上げることが多い
○いつも決まったほうの片手で重い物を持つことが多い
○高いヒールの靴を履くことが多い
○煙草を吸う
○運動不足
○冷え症

ぎっくり腰の予兆チェック

腰の筋肉は意識をせずとも常に力が入っています。座っているだけでも腰周辺の筋肉は緊張しています。次のようなことがあればぎっくり腰になる可能性があります。早めの治療をしてぎっくり腰予防をしてください。

○中腰で骨盤の上が重い感じがする(例えば、歯磨きで前屈みになるとき、流しに手をつかないといけないほどに腰が重い)
○朝目が覚めた後に動こうとしても腰が痛くて動けない
○腰が痛いものの、歩き始めると楽になる
○クシャミや咳をすると、腰が危ない感じがする
○椅子から立ち上がるときに腰が痛くて、何かに手をついてしまう
○寝不足気味

ぎっくり腰で動けない人への対処

ぎっくり腰になってしまったら安静が第一ですが、救急車を呼ぶ必要がある場合があります。腰部椎間板ヘルニアの初期・圧迫骨折・重度のすべり症の場合で、ぎっくり腰と同様の症状が現われます。初めてぎっくり腰になると不安と痛みで冷静さを失ってしまいがちです。慌てず落ち着いて処置を行ってください。
身近でぎっくり腰になって動けなくなった人にたいする対処方法は、先ず、姿勢を変えさせようとしないで、その場の安全を確保してください。次に、足に神経症状(しびれ・知覚麻痺・運動麻痺)の有無をチェックします。チェック方法は、両足に直接触る・軽くつねる・ペンなどの先で軽く押すなどして、両足の皮膚に感覚があるかどうか確認します。足首を動かしてもらって正常に動くかどうか確認します。その結果、感覚が鈍い、足を動かせないならば救急車を呼んでください。腰部の神経が損傷している可能性があります。

ぎっくり腰の応急処置

ぎっくり腰で、足に痺れがなく皮膚に感覚があって足が動くならば、慌てず落ち着いて処置を行います。腰痛は安静を第一に考え、炎症を抑えて痛みを軽減する処置を行います。ぎっくり腰の症状には「RICEの原則」で対処します。ぎっくり腰に限らず全身のケガに対して適用される一般的な処置法で、REST(安静)、ICE(冷却)、COMPRESSION(圧迫)、ELEVATION(挙上)の頭文字をとったものです。

自宅でぎっくり腰になったときの対処
先ず、少しでも楽な姿勢を探します。⇒横になれるならば横になります。一般的にはエビのような姿勢(背中を丸めて足をくの字に曲げる)で横向きに寝ます。仰向けに寝るときは、膝の下に布団や座布団などを置いて膝を曲げると腰への負担が軽くなります。⇒病院に行けるならば病院で診てもらってください。行けないない場合は⇒腰部を保冷材や氷水を入れたビニール袋などで痛む場所をアイシングして炎症を抑えて痛みを和らげます。途中で痛みが強くなった場合は中断してください。⇒姿勢を変えることができるならば、腰痛サポーターやさらしなどで骨盤から腰部にかけて巻いて軽く圧迫します。

外出先でぎっくり腰になったときの対処
横になれる場所を探し、楽な姿勢をとります。横になれない場合は、壁や柱などの寄りかかれる場所を探し、壁や柱に背中を押し付けてうずくまります。座れないときは立った状態で壁に寄りかかります。⇒痛みが治まったら、決して無理せずにカニ歩きのような横歩きで移動します。

ぎっくり腰は2~3日安静にすることで痛みが和らぎます。無理をしてはいけませんが痛みが和らいだら病院で診察・治療を受けてください。ぎっくり腰は繰り返す傾向があり、慢性腰痛に進行したり化腰痛の原因には脊椎(背骨)や内臓の病気が潜んでいる場合がありますから、なるべく早い時期に病院で診察を受けて適切な治療を受けることをおすすめします。

ぎっくり腰の診察・治療

ぎっくり腰(急性腰痛症)の整形外科での治療は、問診・検査にはじまり湿布・痛み止めの内服薬・座薬・骨盤牽引・コルセット・テーピング・ブロック注射などの治療法があり、先ずは安静にするよう指導されます。通常2~3日で痛みが徐々に和らいで1~2週間で治ります。矯正手技で痛みが軽減することがありますが、ぎっくり腰になったら先ずは専門の整形外科の受診・治療をおすすめします。

○ぎっくり腰の問診
痛みや緊張感で十分な説明ができないことがあります。少なくとも次のことを医師に伝えましょう。
・どこが痛い・いつから痛い・痛みの程度はどれくらい・どんな姿勢で痛い・どんな痛み(ズキッ、ズキズキ、重い痛み、又は動くと痛い・動かなくても痛い)・足に痺れがないかなど
そして、
・腰痛の既往の有無。有る場合、どの病院で治療してその効果はどうだったか
・内臓疾患など他の病気がないか。あれば服用している薬は何か
・どんな仕事をしているか

○ぎっくり腰の検査
骨折や椎間板ヘルニアなどによる腰椎損傷の有無をレントゲンやCT、MRIなどで確認します。その結果、問診内容と合わせて診断され治療方法が決定されます。

○ぎっくり腰の治療
ぎっくり腰の急性期は安静にするよう指導され、湿布・消炎鎮痛剤・座薬・ブロック注射・コルセット着用・テーピングなどで治療を行います。急性期を過ぎて痛みが和らいでくると骨盤牽引・温熱治療などの治療法もあります。

ぎっくり腰を含む腰痛症は日頃の予防対策が大切といわれています。正しい姿勢に矯正して、腰に負担をかけない体操やストレッチで腰・腹筋・背筋を強化し、肥満を解消します。腰痛コルセットや腰痛ベルトも助けになります。

ぎっくり腰の急性期をすぎたら

腰の激しい痛みのある急性期が過ぎたころからの治療に温熱療法や牽引療法がありますが、自分でも腰痛体操や日常生活での心がけでぎっくり腰にならない予防対策をします。
○温熱療法(患部を温めることで血行を良くして筋肉の緊張をほぐします)
○牽引引療法(椎間板にかかる負担を軽減して、血行を良くして筋肉の緊張をほぐします)
○コルセットで腰椎を保護します。腰痛が治まったらコルセットの使用はやめます。
○ぎっくり腰はくりかえすことがありますので、再発しないように腰痛体操や運動などで腹筋・背筋などを強化します。
○肥満は腰への負担が大きく不自然な体勢になりがちです。食事に注意して適度な運動でダイエット(減量)をします。

ぎっくり腰の予防対策

ぎっくり腰の予防対策は急激な動作を避けて腰に負担の掛からない姿勢を心がけることです。
○物を持ち上げるときは、中腰で持ち上げずに、膝を曲げて腰を落としてから持ち上げます。
○腰をひねるときは、腰だけを回転させないで、股関節から回転させるようにします。
○筋肉が目覚めていない起きがけは、急の動作は避けます。
○顔を洗うときは、椅子などに座ってできるだけ前屈しない姿勢で行います。
○靴下を履くときは、片足で立って履くのではなく、椅子や床に座って履きます。
○椅子から立ち上がるときは、机などに手をついて立ち上がります。
○くしゃみをするときは、どこかに手をついて上半身の動きを抑えます。
○掃除機をかけるときは、上半身だけを動かすのではなく、体全体を動かすようにします。(掃除機は、細かく前後させます。)
○立ち仕事(キッチンなど)では、片足を台の上に乗せ、長時間の場合は左右の足を交互に乗せます。
○うつ伏せに寝るのは避けます。(うつ伏せに寝ると背骨の反りが大きくなります。)
○煙草はやめます。(タバコは血管を収縮させて血行を悪くします。)
○肥満を解消します。(体重が腰にかかるだけでなく、前に出た腹部を支えようとして背骨が反ってしまいます。)
○運動不足を解消します。
○栄養バランスのとれた食事にし、筋肉疲労に良い栄養を積極的に摂ります。
○腰を冷やさないようにします。

「ぎっくり腰(急性腰痛症)」のコメントについて

「ぎっくり腰(急性腰痛症)」に関するコメントを記事別に募集しています。より有益なサイトになるように「ぎっくり腰(急性腰痛症)」情報をお願いします。

「ぎっくり腰(急性腰痛症)」のトラックバックについて

各記事のトラックバックは「ぎっくり腰(急性腰痛症)」に関するもののみ受け付けます。トラックバックしていただく記事を「ぎっくり腰(急性腰痛症)」のアンカーテキストでリンクしていただけるとありがたいです。(相互リンク)

「ぎっくり腰(急性腰痛症)」に関連サイトとの相互リンクについて
このサイトは相互リンク募集中です。「腰痛情報館」に関連するサイトでしたらOKです。