My Yahoo!に追加 Add to Google Subscribe with livedoor Reader
腰痛情報館 > 腰痛の原因

腰痛の原因はなに?

腰痛は様々な要因で起きます。腰痛が起こる原因には、姿勢が悪い、運動不足、腰に負担の掛かる労働や活動、老化、肥満、内臓や血管の病気、精神的ストレス、外傷などがあります。腰は腰椎骨・関節・椎間板・靱帯・筋肉・神経から成り立っていますが、これらの異常が腰痛の原因になります。
腰痛には、背骨(脊柱)が原因で起きる腰痛と内臓の病気が原因で起きる腰痛に分けることができます。背骨(脊柱)が原因で起きる腰痛の場合は、日常生活で正しい姿勢を心がけたり、運動や骨に良い食生活にするなどの腰痛予防対策が大切です。内蔵の病気が原因で起きる腰痛の場合は、内臓の病気の治療により腰痛は改善されます。なによりも、自己判断せずに専門医の診察を受けて適切な治療することが大切です。
中高年者は変形性脊椎症、女性であれば骨粗鬆症の予防対策が必要です。

背骨(脊柱)が原因で起きる腰痛
○筋膜性腰痛
○急性腰痛症(ぎっくり腰)
○椎間板ヘルニア
○腰部脊柱管狭窄症
○変形性脊椎症(変形性腰痛症)
○骨粗鬆症

内臓・血管の病気が原因で起こる腰痛
○腎臓結石・尿管結石(内臓性腰痛)
○膵炎(すい炎)(内臓性腰痛)
○大動脈瘤(血管性腰痛)
○婦人科の病気(内臓性腰痛)
○悪性腫瘍

腰痛と腰の構造

腰部は腰椎・骨盤・靭帯・筋肉・神経で構成され、体を曲げる・ひねる、上半身を支える、姿勢のバランスを保つ働きをしています。背骨(脊柱)は上から頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨からなり、椎間板が推骨の間にあってクッションの働きをして背骨にかかる衝撃を和らげています。
いわゆる腰は腰椎のある腰椎柱といわれる部分に当たります。腰椎柱は、5個の腰椎と5個の椎間板からなっています。骨盤は寛骨と後ろにある仙骨からなっています。寛骨は小児期には腸骨・恥骨・坐骨に分かれていますが、大人になると一つの骨になり寛骨と呼ばれます。寛骨に寛骨臼蓋という窪みがあって、そこに大腿骨が収まるような状態で股関節を構成しています。腰椎部の変化(椎間板にかかる負担による椎間板の変性や骨の変形、骨粗鬆症による骨の劣化など)で腰痛を引き起こします。
腰椎は靭帯という線維で連結され、筋肉で支えられています。腰に関係する筋肉に大腰筋・腸腰筋・大殿筋・脊柱起立筋があり、腸腰筋は腰痛と深い関係にあります。
骨の構造の異常が腰痛の原因であることがあります。例えば、腰椎5番と仙骨の関節面が左右対称でない場合で約25%の人が左右非対称であるといわれています。また、約10%の人で坐骨神経が梨状筋の中をとおっているそうです。これらの場合は腰痛になりやすいので腰痛予防対策がより大切になります。

腰痛と椎間板の関係

腰痛と椎間板は大きな関係があります。クッションの働きをする椎間板が推骨の間にあります。椎間板の中心に水分を含む非常に粘度の高いゲル上の髄核と呼ばれるものがあり、その周りを線維輪と呼ばれる組織が取り囲んでいます。何らかの原因で椎間板が変性した結果、腰椎周囲の神経を刺激して腰痛を引き起こします。急性椎間板ヘルニアまたは慢性椎間板ヘルニアでは、椎間板の髄核が線維輪を破って飛び出たり椎間板が膨らんで飛び出て神経を刺激して腰痛を引き起こします。変形性脊椎症では椎間板が変性して推骨の間が狭くなり推骨が変形して骨棘(棘のような骨)ができることで神経が圧迫されて腰痛を引き起こします。

腰痛と筋肉の関係

腰痛の原因で最も多いのが筋肉疲労による腰痛症です。不自然な姿勢を続けていたり、筋力が低下したことによる腰の痛みを生じる筋・筋膜性腰痛です。検査を受けても脊椎の異常や内臓疾患がないにも関わらずある慢性的な腰の痛みがある慢性腰痛や、急性腰痛症(ぎっくり腰)もこの腰痛症に含まれます。腰に関わる筋肉に大腰筋・腸腰筋・大殿筋・脊柱起立筋があり、特に腸腰筋は腰痛と深い関係にあるといわれています。大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋と呼ばれ、内臓と脊椎の間にあるため深部腹筋群とか「見えない筋肉」と呼ばれます。腸腰筋は股関節屈筋であり、かつ骨盤を前傾させたり腰椎のS字型を維持する働きをします。正しい姿勢を維持するために腸腰筋は重要といえます。

腰痛と年齢(子供~20歳代)

腰痛を訴える年齢は40歳代がピークで60歳代から減少します。子供~20歳代にみた腰痛の種類はおよそ次のとおりです。

○小中学生の年代に多い腰痛:筋膜性腰痛症、脊椎分離症
この年代の腰痛の診断には本当の腰痛かどうかの見極めが必要のようです。精神的に未熟なために心因的要因から腰痛を訴えることがあるからです。

○年齢10歳中頃~20歳代に多い腰痛:慢性腰痛、腰椎椎間板症、腰椎椎間板ヘルニア
子供時代の脊椎分離症が原因で慢性腰痛になることがあります。また、椎間板にストレスがかかり腰椎椎間板症から腰椎椎間板ヘルニアに進行することがありあす。これは、激しいスポーツや、立位・座位の姿勢がつづくことにより椎間板に変性がおきると考えられます。
女性の場合は女性特有の臓器に起因する腰痛があり、脊椎とは関係なく臓器の痛みによる内臓皮膚反射とよばれる状態と考えられます。

腰痛と年齢(30歳~中高年)

腰痛を訴える年齢は40歳代がピークで60歳代から減少します。30歳代~中高年にみた腰痛の種類はおよそ次のとおりです。

○年齢30歳~40歳代に多い腰痛:急性腰痛症(ぎっくり腰)、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間関節症、脊椎すべり症、腰部脊柱狭窄症、変形性腰椎症
この年代の慢性腰痛はそれまでの慢性腰痛の延長線上にあると考えられます。また環境によって腰へのストレスの度合いが異なり腰痛も個人差があります。妊娠出産の時期の女性の場合は腰痛を訴える人もいます。

○年齢50歳以上に多い腰痛:慢性腰痛、変形性腰椎症、骨粗鬆症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間関節症、脊椎すべり症、腰部脊柱狭窄症
この年代になると加齢に伴う代謝・筋力の低下や脊柱の変性による腰痛が増えます。椎間板の変性や骨密度の低下などから様々な腰疾患があり、今までの腰部疾患で無症状であったとしても自覚症状として腰の痛みを感じるようになることも多くなります。代表的な腰痛に変形性腰椎症や骨粗鬆症があげられます。ですが、筋力維持をしたり食生活の見直して積極的に腰痛対策をする努力次第で腰痛を改善することは可能です。

腰痛と不良姿勢

脊椎(背骨)は本来は自然なS字カーブになっていますが、姿勢が悪いと筋肉疲労を起こして、血流が滞って疼痛物質や疲労物質がたまって腰痛を引き起こしやすくなります。
立位よりも座位の姿勢のほうが腰への負担は大きいのです。さらに椅子に浅く腰掛けて背もたれに寄りかかったり、前屈みで座るなどの悪い姿勢で長時間座っていると腰への負担は増します。デスクワークなど同じ姿勢で座ることが多いならば、休憩を入れて軽い体操やストレッチをしましょう。
長時間同じ姿勢で立っているのも腰に負担をかけることになります。時折腰をかけたり、軽い体操やストレッチなどで腰をいたわりましょう。また、ハイヒールなど踵の高い靴やきつい靴は腰に負担がかかりやすいので自分の足にあった低めの靴にしましょう。
中腰の姿勢が多い場合も腰痛になりやすいです。中腰の姿勢では前屈姿勢の状態を腰を支点に引き戻そうとするか力が腰に加わります。物を持ちあげるときは、持ち上げるものに体を出来るだけ密着させると腰にかかる負担がかるくなります。

腰痛と運動不足

腰痛に限らず運動不足は歩くことが少なくなった現代人の健康を損ねる原因になっています。腰痛を訴える人にはデスクワークなど長時間座っている、車の運転時間が長いなど、座っている姿勢のため腰の1カ所に体重が集中するケースが多いといわれています。座りっ放しでいると腰部に負担がかかるだけでなく、血液循環が悪くなり筋肉が緊張して筋肉のこわばりや痛みの元になる物質が溜まりやすくなり、腰の痛みを感じるようになります。
若いときは軽く屈伸運動をすれば腰痛は軽減されますが、年齢を重ねると代謝や筋肉の低下に加えて運動不足で腰周辺の筋肉が使われないために腰を支える筋力が弱くなって腰が痛み出します。日常生活に運動を取り入れることで腰痛対策をして将来おきるかもしれない腰痛の予防対策が必要です。ただし、ここでいう運動は激しい運動ではなく、ウォーキングなどの軽い有酸素運動・ストレッチ・軽い筋肉トレーニングです。血流を改善して関節や筋肉を柔らかく可動範囲を広くすることです。筋力があるほうがよいのですが、運動から遠ざかっていたり中高年の場合は、徐々に強度をあげ、継続して運動をすることがポイントになります。
既に腰痛がある場合は、自己判断で運動をすると逆効果になることがありますので、専門医と相談して運動をしてください。

腰痛と肥満

肥満は腰に物理的ストレスを大きくします。さらに、お腹を前に突き出して後ろに反る姿勢になりがちのために腰にかかるストレスは増します。また肥満の多くが運動不足による肥満で腰を支える筋肉も弱くなっています。バランスの良い食事と適度な運動で減量することをおすすめします。

腰痛と膝痛の関係

膝痛など膝関節に疾患があると、膝をかばおうとして腰に負担がかかります。また、O脚や偏平足(つちふまずがない)は体のバランスがとりにくく姿勢が悪くなりがちで腰に負担がかかります。
膝痛などの膝関節のトラブルについてもっと知りたい方は膝関節情報館へ。

腰痛と膝痛の関係

膝痛など膝関節に疾患があると、膝をかばおうとして腰に負担がかかります。また、O脚や偏平足(つちふまずがない)は体のバランスがとりにくく姿勢が悪くなりがちで腰に負担がかかります。
膝痛などの膝関節のトラブルについてもっと知りたい方は膝関節情報館へ。

腰痛と活動・職業

腰に負担の掛かる中腰やひねりのある動きのある身体活動や、前屈みの姿勢を続けることで腰痛が起こりやすいです。職業が原因で起きる疾病を職業性疾病といいますが、この職業性疾病の約60%が腰痛といわれています。製造業・建設業・運輸交通業に腰痛が多くみられ、重いものを扱う作業、腰に負担がかかる立ち作業や腰掛作業、長時間の運転などによる腰痛が多いとされています。
姿勢に気をつける、休憩を入れて軽い運動をする、十分な睡眠をとる、バランスの良い食事を心がける、筋肉疲労によい食事を摂る、必要ならばコルセットなどで予防対策をすることが大切です。

腰痛とストレス

ストレスが原因で自律神経が失調して慢性的な腰痛が引き起こされることがあるといわれています。自律神経が乱れると筋肉が緊張したり血行が悪くなったりして慢性的な腰痛を引き起こすと考えられます。自律神経は繊細でストレスの影響を受けやすいのです。交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスが崩れると、いわゆる自律神経失調の状態になります。腰痛の他にも、慢性的な肩こり、下痢・便秘、不眠症、情緒不安定などもストレスが原因のことがあります。
自律神経のバランスを整えるには、適度な運動する、生活リズムを整える、ストレス発散ができる趣味を持つ、リラックスできる環境をつくるなどが大切です。腰痛になったら病院や整形外科、カイロプラクティック、整体などの専門家の治療を受けますが、日頃から腰痛になりにくい心のケアもしてください。

慢性の腰痛

慢性腰痛症は腰痛が3ヶ月以上続く腰痛です。慢性腰痛の大半が腰椎の変性(筋肉疲労・椎間板や椎間間接の変性)によるものです。慢性腰痛は鈍痛(重苦しい腰の痛み)で、動けるけれども常に腰の痛みに悩まされます。腰の痛みも強いときと弱いときがあり、いわゆる「腰痛持ち」と呼ばれる腰痛です。腰椎の変性による慢性腰痛症の治療方法は急性腰痛症とおおよそ同様の治療になります。

慢性の腰痛の種類
○筋・筋膜性腰痛症
○椎間関節性腰椎症
○変形性腰椎症(変形性脊椎症)
○腰椎椎間板ヘルニア
○腰椎分離症(腰椎分離すべり症)
○内臓の病気
○原因不明の腰痛(心因的・環境的要因による腰痛)

「腰痛の原因」のコメントについて

「腰痛の原因」に関するコメントを記事別に募集しています。より有益なサイトになるように「腰痛の原因」情報をお願いします。

「腰痛の原因」のトラックバックについて

各記事のトラックバックは「腰痛の原因」に関するもののみ受け付けます。トラックバックしていただく記事を「腰痛の原因」のアンカーテキストでリンクしていただけるとありがたいです。(相互リンク)

「腰痛の原因」に関連サイトとの相互リンクについて
このサイトは相互リンク募集中です。「腰痛情報館」に関連するサイトでしたらOKです。